なんの取り柄もなかった私が未経験インフラエンジニアとして転職して20代のうちに年収500万に到達できた経験をお伝えできればと思います。
未経験のインフラエンジニアになるまでの年収推移と転機
簡単に自己紹介をすると、私はいま27歳でこれまで3社経験しています。
現在の年収は500万円ほどです。
現在に至るまでの年収推移は、1社目(新卒)年収336万、2社目は年収312万、3社目430万と推移してきました。
今は430万のインフラエンジニアに未経験で転職して、昇給して500万になっています。
私はなにかが秀でていた人間では全くなく、なんとなく新卒でベンチャーのweb広告代理店に入りました。
周りの人と比べても効率よく仕事ができるわけでもなかったので、土日も休みなく働くことで時間で仕事をカバーしていたタイプでした。
こんな生活を続けていたので、ストレスで体重は1年で10kgも増加し、最終的にはついていけないと新卒の会社を2年弱で退職しました。
そして、2社目は年収にこだわらず出版社で1年ほど働いていましたが、この時期が年収を意識するようになった転機でした。
というのも、業界内の倒産が相次いだことで斜陽の出版業界にいることにとても不安を感じるようになったことが原因です。
そこから年収に比重を置いた転職を考えるようになりました。
転職の軸を”年収”に置いて見直してみた
新卒では「なんとなく」。2社目では「趣味を仕事にしたい」。
いま振り返ると、これだけしか仕事選びの基準にしていなかったので、失敗していたと思います。
そこで、年収に軸を置いて転職エージェントに登録をしてみたところ「役職を上げる」、「企業規模を変える」ことをアドバイスしてくれました。
しかし、私は同業、同職種での転職をした場合、年収は大幅に上がらないのではないかと思っていました。
というのも、当時は出版社に勤めていたので業界的に大手出版社に転職しない限り年収を大幅に上げるのは難しいと思ったからです。
転職エージェントのアドバイスはありがたかったですが、年収というのは大枠は「業界×職種」でほぼ決まっているので、将来の不安から私は出版業界から軸をずらして転職をすることにしました。
これは私が年収を上げることだけを考えた結論です。
そこで、自分の年収を上げるには年収の高い業界と職種を選ぶ必要があると思ってたので、実際に「IT業界×インフラエンジニア」というキャリアを選びました。
なぜこのような掛け合わせを選んだのかというとIT業界は年収が高い業界であるということ。
もともと新卒でweb広告をかじっていたのでインターネットのことについて興味があったこともありますが、インフラエンジニアは将来的に需要がどんどん伸びていく職種であると知ったからです。
結果論ではありますが、この選択をすることでまずは20代で年収500万へと到達することができました。
年収を上げるには需要がある仕事を選ばなければいけない
年収を上げるってどういうことだろうと思ったときに、忘れてはいけないことが仕事の需要があることが前提だと考え、ここからIT業界の中で職種を選択していきました。
需要の大きさを取ろうと、プログラマー、インフラエンジニアなどいろいろとありましたがプログラミング言語は需要がすぐに変わったりするので除外。
ITインフラには安定供給が求められるため技術の移り変わりが緩やかで、現実の道路・水道・電気などのように需要はあまり変わらないのでインフラエンジニアを選択するみたいな感じです。
さらにインフラエンジニアの中でもオンプレミスのような物理サーバではなく、AWSなどのクラウド業務を中心にした会社を選ぶようにしました。
なぜなら、オンプレミスのような物理サーバは維持費が高く、コスト削減のためにこれからAWSなどのクラウド移行が進むことを知ったからです。
2025年までに企業のデータセンターは80%なくなる!?オラクルCEOが予測
https://www.oracle.com/jp/corporate/features/pr/oracle-openworld-2016-cloud/
というのも、2025年までに80%の物理サーバで運用していたウェブ上のサービスはクラウド上のサーバでの運用に移行していくという話なのですが、この物理サーバからクラウド移行という顕在化した需要があるからこそインフラエンジニアは需要が伸びて年収も上がっていくということです。
その将来的な需要が高いのもあるのか、意外にも未経験で年収400万を超えるような募集を多く見つけることができました。
その中で零細企業ながらも1次受けで大企業のクラウド移行プロジェクトを担当している会社へ正社員で入社しました。
企業ブランドや企業規模の大きさが気になる人は難しいかと思いますが、私は自分のスキルで稼ぎたいと思ってもいたので満足しています。
もしも20代のうちに年収500万に乗せたいと思っている方にお伝えしたいことは、目的を達成するためにはどんな選択肢を取らなければいけないのか明確にすることだと思います。
実際に私も年収を上げるために未経験でインフラエンジニアを目指すと決めて何もしなかったわけではありません。
事前にやっていたことも、今後別で記事にしたいと思いますので、私の経験が少しでも参考になれば幸いです。
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